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eiichi
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2005年12月11日

バラの苗その2、特にばらの大苗について

この時期にバラの大苗を購入して、地植えにして春になったら
枯れていた、そんな経験のある人が結構いると思います。
新苗(来年の4月頃から出回るヒョロッとした1年生のバラ苗)より
秋から冬にかけての大苗のほうが初心者には育て易い、なんて書いてある
本がたくさんあります。しかし本当にそうなのでしょうか?
私が考えるに、ある一面は正しいかもしれませんが、嘘っぽい気が
します。
思うに、大苗はある程度かたちが出来上がっているので、根付きさえ
すれば、後の管理が比較的楽、あるいは、放っておいてもなんとなく
花が咲くから、とか、ある本には、大苗はバラの休眠期に販売されるため、根を
乾かさない限り枯れる事はなく、定植して管理すれば、春には立派な花
を咲かせます、とか、専門家が1年半から2年間しっかり育てていますので、
生育が安心です、とか書かれています。
そんな安心なりっぱな苗なら枯れるはずはない、と思うのですが。
実は、ここには大きな落し穴が2つあります。
 一つ、冬は寒い(地域にもよりますが、大抵は寒い)ということ。
 一つ、休眠期のバラ苗、だという事。
どういうことか、と言うと、休眠期に大苗を定植すれば、何処の地域
でも、どんな大苗でも大丈夫、という魔法の言葉に騙されてしまうからです。
特に寒い地方の人や、暖かい地方で育てた苗を購入した場合です。
何故かというと、バラは耐寒性が結構ありますが、10度位あるところで
管理されていたバラ苗をマイナス5度位(ちょっと極端かも)のところに
持ってきて植えても、普通に考えても無理がある、と思ってしまいます。
要諦は、環境に慣らしてから事を始める、という事。
まして休眠しているのだから、暖かくなるまで枯れているのやら生きて
いるのやら、何もわかりません。
どうせ買うなら、寒さをキチンと経験した苗を買うべきです。
できれば、バラの苗の姿や形や根の張り(こんなのは掘り上げるときに
どうにでもなる、まして鉢の中じゃわからない)なんかじゃなく、
ばらの経歴を参考にして選ぶべきじゃないのか、なんて思います。
新苗のバラ苗についても、個人的に思うことは沢山ありますが、また、
ということで。

ところで写真はミニバラのリトルアーチストという種類です。
ミニバラ好きの人は、一度は育てたことがある、と思います。
1982年のニュ-ジーランドのバラで、平咲きの八重の目立ちたがり
の丈夫な品種です。
このばらのツルタイプなので、鉢植えなどにして懸崖仕立てにして
楽しむ事もできます。
個人的に好きなバラのひとつです。  


Posted by eiichi at 18:58Comments(0)