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2005年12月15日

ばらの枝の数と土作りの疑問。

ばらの枝の数と土作りの疑問。

ばらの枝の数と土作りの疑問。

購入したジュリアのばらの大苗が、株元からの枝(シュ-ト)が
たくさんあり、枝も細く全部育てて大丈夫ですか?という質問がありました。
結論は、私の作り方では全てをそのままにして育てる、方が良い。
その根拠を書く前に、ジュリアというバラの特徴を、私の知る限りの情報で
書きます。
 ジュリアはすごく丈夫で、どんどん大きく太く育つ性質ではない。
 シュ-トなどもそんなに太いものではなく割りとスラリとして上に
 伸びていくばらです。勿論太くて丈夫なシュ-とがでないわけでは
 ありませんが、それには充分な葉面積と株の充実度が必要です。
 ただあまり株自体を充実させてしまうと、太いシュ-トの出る確率は
 高くなりますが、シュ-ト自体の出が悪くなります。
 ブラックティーなどに比べるとかなり細めに見えるはずです。
 横張りに枝を伸ばすのではなく、上に伸びるのが好きなようです。
 芽ふきは、悪くはありませんが低温期には眠ってしまう事もあります。
 枝も細いものが多くでるようです。
 病気に対しても、ベト病や黒点病などにはあまり強くない感じ。
 ただ樹そのものは、結構丈夫なのでよほどの事がない限り、枯れる事は
 ないと思います。
以上の事を踏まえて、バラ一般について、個人的な考えを書きます。
外に地植えする場合、
シュ-トの数の多いばらの株は、それが細くても太くても大歓迎です。
枝も出来るだけ多くあるのが好き。
何故か、と言うと外植えの場合、この株をもっと大きく太く立派な株に
仕立てたいからです。
よくシュートは3本が良いとか、本数を書いてある本がありますが、なんで
3本なのか理解に苦しみます。3本以外の枝をもったバラ苗を買った人は
途方に暮れるしかないではないか。3本のりっぱなシュ-トが永久に
育っていくのか、と。
いいたい事は、バラの樹が充実して大きくなっていくのは(ここでは土作り
が上手くいっているという前提)葉っぱの量、いわゆる葉面積の量と樹の
丈夫さと大きさは比例している、と確信するから。
特に1年生や2年生の若い苗は、環境さえ整えばドンドン大きくなっていきます。
あまり早い時期にバラの樹の形を決めて、それにしがみつくと、これから
活躍するであろう未完成な枝を簡単に切り落としてしまう可能性があります。
出るものは拒まず伸び伸び育てた方が良い。
2年生の大苗は、植えたらそのままなにもしないで、一番花を楽しむべきです。
細い枝や太い枝、花の付く枝や花の付かない枝、いろいろな枝や葉っぱが
でてきますが、へたにいじくり回さない方が後の管理に自由さが生まれます。

バラ苗は、工業製品と違い同じものは一つもありません。同じように育てても
同じにはなりません。同じ人がこの世の中にいないように、ばらだって自分の
個性を出したいのです。手に入れたバラの苗をとにかく良くみましょう。
飽きるほど見るべきです。あわてて植えることはないのですから、ただひたすら
眺める事、そこから楽しみましょう。

鉢植えで育てる時は、そんな訳にもいかないかな。
土のブレンドについても明日また。


Posted by eiichi at 18:45│Comments(0)
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